太陽 フレア いつ
- billie983collins27
- Sep 24, 2022
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JAXA|太陽のオーロラが地球のオーロラをつくる 太陽は熱いガス体で、緯度によって自転のスピードが異なります。 赤道付近は約27日で1周していますが、極の近くでは1周するのに30日以上もかかるのです。 磁力線もプラズマと一緒に動きますから、自転スピードの緯度による違いによって、磁場に歪みが発生します。 ストレスが溜まるということです。 それがある限界を超えると大爆発を起こすのではないかと考えられています。 ところで、フレアは太陽のオーロラと言われているんですよ。 これは、日本が1992年に打ち上げた磁気圏尾部観測衛星「GEOTAIL」などによって確認されました。 その歪んだ尾部磁場に起因するのが「オーロラ」です。 これは、歪んだ磁場のエネルギーによって起こるフレアの発生メカニズムと驚くほど似ています。 そういう意味で、フレアは太陽のオーロラだと言われるのです。 けれど、その反転は南極と北極で同時に起きないのです。 これも、なぜなのか分かっていません。 昨年1月、「ひので」は、北極の磁場が、マイナス極からプラス極へ反転するのに向かってゼロ状態になっていることを見つけました。 また、南極がプラス極のままほとんど変化していないことも確認しました。 その結果、北極と南極がともにプラス極となって、赤道付近にマイナス極ができるような、太陽の磁場が4重極磁場構造になったわけです。 人によっては、この状態を「異変」が起きていると言います。 今年の1月の「ひので」の観測でも、南極の磁場の反転の兆候はまだ見られませんでした。 太陽の極磁場の観測は、アメリカのスタンフォード大学などで以前から行なわれていて、磁場が反転すること、またその反転の仕方に両極で違いがあることは分かっていました。 でも、今まさに反転しているという瞬間を高精度で捉えたのは、「ひので」が初めてです。 今まさに4極時代になっていますが、地球にどんな影響を及ぼすのでしょう。 私たちのグループは、南北それぞれの極での反転に合致して、それぞれの極で活動度がピークに達するということを見つけ、発表しました。 もっと複雑なのは、今年は11年周期で言えば太陽の極大期なのに、なぜか元気ではないという不思議な状況が起きています。 強いフレアによって起こる大磁気嵐が、今年はまだ皆無なんです。 これまでのピーク時は、17回くらい起きていたのに、今年はゼロだから変でしょう?! だけど、2010年に比べたら黒点の数は増えているので、一応、体を成しているわけですが、そのピークの値がいつもの半分ぐらいに落ちているのですね。 これは、私が研究を始めてから初めてのことです。 太陽 フレア いつ 人間の寿命がそれより短いからあたふたとしているだけで、太陽は今頃「何に驚いてるの?」と笑っているかもしれませんね(笑)。 でも、その種のものは、オーロラ全体の数からすると1~2割ぐらいです。 それ以外の8~9割は、気まぐれオーロラです。 太陽の黒点が多いときに太陽活動が激しくなるわけですが、黒点がまったくなくなったとしても、太陽がある限りオーロラはありますからね。 だけど、旅行会社の宣伝の影響で、太陽活動極大期の今年を逃すと、あと11年間はオーロラが見られないと思っている人がたくさんいます。 これはよろしくないですね。 超巨大なフレアが熱い太陽風を吹き出すと、大磁気嵐を起こし、普段アラスカやシベリアにあるオーロラがカムチャツカ半島くらいまで南下します。 すると、オーロラカーテン上部の赤い部分が、北海道から北の地平線近くに見られるということです。 地上磁場や衛星のデータを総合的に判断するのですが、衛星データは、NASAのACE(Advanced Composition Explorer)のものです。 ACEはオーロラのもとになる太陽風を観測していますが、太陽風が観測点から地球に到達するまでの時間差を使って予測するのです。 また、カナダの場合は、魚眼レンズでオーロラを撮る観測点が20ヵ所程ありますので、どのようなオーロラがどの位置まで到達しているかもリアルタイムで分かります。 地球の大気や磁場、宇宙空間のようすが世界規模で観測されました。 当時は、人類初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げや、南極に日本の昭和基地が作られるといったニュースが盛んに報道されました。 と言っても、テレビがまだ一般的ではなく、小学生の私は、科学雑誌や新聞、ラジオを通してニュースを知りました。 そんなとき新聞に、南極観測隊の隊長だった永田武先生の、「オーロラは太陽の活動と関係があるのに、なぜ地球の夜側に出るのか。 その答えは世界の誰にも分かっていない。 若い人にぜひ解明してほしい」という内容の談話が載っていたんです。 それを見て、「はい、僕がやります
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